フローチャートでプログラミング
プログラミングは、システム開発の要ともいえる重要な工程だ。エンジニアを志してIT企業に入社した人は、まずプログラマーとしてキャリアを始めるケースがほとんどで、プログラミングを通してシステム開発の基礎を学んでいくことになる。IT業界未経験者にとってプログラミングは躓く部分も多い業務だが、システムの規模が大きいほど実装するプログラムも複雑になり、初心者はさらに苦戦を強いられる可能性が高い。そのような場合には、事前にフローチャートを作成してプログラムを書くことをおすすめする。フローチャートとは、処理の全体像を図形や矢印を駆使して表した図のことだ。フローチャートを作成するメリットは、処理の流れを可視化できることだろう。設計書にも実装すべき処理が順番に記載されているものだが、全体の流れを正確に追えていなければプログラムを書くことも難しい。頭だけで処理の流れを追って書くのは上級者でも難しく、後から不具合が見つかるケースは珍しくないのだ。そこでフローチャートを作成することで、最初から最後までの処理が可視化されてわかりやすくなるため、順を追って処理を確実に一つずつ実装できる。プログラミングもスムーズに進められ、業務の効率化も図れるだろう。プログラマーはただプログラミングを書くだけではなく、仕事を進めやすくするための事前準備も大切だ。これからプログラミングを学習する人は、実装する処理の流れをフローチャートに一度起こしてみよう。